東京で働くADHDデザイナーのライフログ

ADHDです。仕事にプライベートに電車の乗り継ぎに四苦八苦していますが、色々とがんばっています。同じADHDの方、デザイナーの方、そうでないけどがんばってる人、いろんな人にあるあるとちょっと使える情報を載せるブログにしたいです。

やっぱりだった。

アートディレクターさん、
何にもしてなかった…。

佐野研二郎が色々取り沙汰されていますが、
デザイン事務所ってのは

デザイナーが案出し
→アートディレクターが修正または助言
→デザイナーがそれを受けてブラッシュアップ

ルートか、

アートディレクターが案出し
→デザイナーがそれを受けて制作
→アートディレクターが口出し
→デザイナーが修正…。

の2つのルートが通常かと思われます。
自分で全部やる人も結構いるけど、
ビジネスだから効率悪いしあんまり賢いやり方とは思えない。

それにアートディレクターがなんでもかんでもやると
デザイナーが育たないからすぐ辞めていく。
すると残るのはど新人だけで、
やつらを教育するのは大変だし
アホも多いから事故が怖い。

他のデザイナーに案出しさせるのはどうなの、
という意見もあるかと思うが
結局選ぶのはアートディレクターだし
デザイナークラスだけじゃ仕事としての完成度はそうでもないんだよね。

アートディレクターとデザイナーの違いは仕上げまで行けるかどうか。
案だけなら新人だけでも出来る。
クォリティの高い仕上がりを維持するのはアートディレクターにしか出来ないこと。

新人は案を出して、
それをアートディレクターが
どう仕上げるのかを間近で見ながら
仕事を覚えて行くもので、
それすらやらせてくれない事務所はすぐ辞める。

多少でも優秀なデザイナーを雇いたいなら
花を持たせてやるのも必要だし、
アートディレクターの持ち味やテイストに近い奴を雇うから
仕上がりはさして変わらない。

むしろ事故を防ぎたいなら
案出しもバンバンするような
アートディレクターとデザイナーの中間クラスの奴を雇うべき。

佐野さんの擁護じゃないよ、
あの人問題起こしたの今回だけじゃないし、
サントリーは出禁でしょ。
他にもあるよね出禁のとこ。

それにあのロゴはパクり云々を別にしても、
お通夜にしかならないから撤回した方がいい。
これは選んだ奴が馬鹿なんだけど。

そんな訳で私は
デザイナーが案出し→アートディレクターが口出し
パターンの会社で働いている。

そしてそれはそれは手を動かさない
アートディレクターの下で、
アホの部下を教育しながら仕事をしていて
とっても大変ってことが言いたかった。

悔しいのはアートディレクターが3時間手を動かすと、
私の3日分が吹き飛ぶくらい仕上がりがよくなること。
もっと頑張らなくちゃ、と思いながらいいようにこき使われている。